あの頃も少年少女だった君達へ

憧れている情景が風景が理想が、
小説の中の一節に、
唄の歌詞にあったりする。

R.C.、サクセションの「スローバラード」はまさにそれである。

ラブソングを云々言うの野暮っいたいことだが・・・。


 <昨日は車の中で寝た 二人で手をつないで
  市営グランドの駐車場 二人毛布に包まって>

マンションの一室でもなく、
豪華なホテルでもなく、
しみったれた四畳半の部屋でもなく、
車の中。

ベイブリッチでもなく、
レインボーブリッチでもなく、
夕時の海辺でもなく、
市営グランドの駐車場。

特別な場所でもなく、
悲哀染みてもなく、
流れ行く時間の中で、ただ一緒にいたいという「好き」が伝わってくる。

ひとりぼっちではない幸福。
ふたりぼっちの幸福。
つないだ手の温もりが悪い予感を感じさせない。
きっとすべてが胸の奥で近づいていくんだね。

明日も未来も、約束も誓いも必要なく、
ただ夜露が「今」を逃がさないでいてくれる。

つないだ手を離さなければ、
毛布に包まっていれば、
ワイパー ガラス エンジンに触れなければ
「またね」を言わないですむ空間なのである。


「スローバラード」を知ったのは二十歳過ぎ。
R.C.というバンドのことは知っていたが、
忌野清志朗さんのルックスが苦手だったので、
知る前の僕には食わず嫌いのバンドだった。

ある時ラジオでR.C.の「シングルマン」のアルバム特集みたいのをやっていて翌日、
レコード屋に行った覚えがある。

ライブに足を運べず、生で聴けなかったのが残念である。



やさぐれ少年少女はいつまでたっても大人にはなれない。
そんな少年少女達に語り継がれる名曲なんだと思う。
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# by oikaze_golden | 2009-05-07 02:32

旬の前にも後にも

「はしり 旬 名残り」

料亭や食事屋さんがメニューを構成するときに柱にする考えだそうである。

「はしり」 「旬」はわかるが「名残り」というのは感心させられた。


過ぎ行く季節を愛しみ又感謝もって頂くということは、
素敵だし大切なことうだと思う。
時計の針や季節だけを追いかけて、それに翻弄させられるだけでは、
寂しいし情けない。


ときめくために 確かめるために
「明日 今日 昨日」がある。

人の首は真後ろまでまわらない。
前を向いてときめいて
下を向いて確かめて
斜め後ろを向いて来た道を愛しむのである。



さてG.w.ですが、通常通り日曜日以外は営業しています。
どうぞよろしくお願いします。

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# by oikaze_golden | 2009-05-01 01:08

喉に爽やか・・・

「暖かくなりましたねぇ」じゃなくて、
「暑いですねぇ」という挨拶の方が日中に馴染む、今日この頃です。

今の時期、お花屋さんにはハーブの苗が幾種類も並んでいますね。
バジル、ローズマリー、
ほうほうこちらにはペパーミントですか。
おっ、これはアップルミントですな。

おや?

アップルミントの苗になんと<スペアミント>名札が付いている。
はは~ん、間違えましたな。

この二種類、かなり似ている。
わたくしも「間違っていますよ」と指摘できる程自信がないので、やり過ごしましたが・・・。

<アップルミント>は茎が黄緑色で、茎にも葉にも産毛いっぱい。
誰ですか? 毛がいっぱいでうらやましいなんていっているのは!

<ペパーミント>は茎が赤っぽくて葉にも茎にも産毛が少なく、香りが強い。

わたくしは、そう区別しています。


カクテルの<ミントジュレップ>をつくるときに産毛が結構邪魔になるので、
自然と身に付けた知識である。


日々の経験が自分をひと回り大きくも賢くもしてくれる。


初めて観る景色
初めて聞く言葉
初めての感情が

四角い頭を丸くしてくれる
経験値を上げてくれる。


色を変えていく毎日。
誰かに成績をつけてもらう必要はない。
棺おけに入る直前に、
「まっ、いいか!」
と言えれば
<オール優>なのである。


これは我が家のベランダのアップルミント
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以前間違えて買ってしまったのです。

あ、あ、あ、ちゃんとカクテルに使うスペアミントも育っていますからね!
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# by oikaze_golden | 2009-04-24 00:58

桜散る 桜咲く。

生まれ育った街に長く住んでいると、自分が過ごしてきた年月と反比例して、
街が新しくなっていくのがよくわかる。

空き地や幽霊屋敷みたいな場所が高い建物に変わり、
個人の商店は代替わりをして、姿を変えたり、または悲しいかな暖簾を下ろした店もある。

まぁ、たまに自分の街を散歩するというのは、記憶力との戦いですね。
過去の街並みに思いをはせる為に、脳みそをフル回転させるのだから・・・。
 

どの街もチェーン店を数多く受け入れ、挨拶しながら通るような商店街が姿を消しつつある。


人ん家の家族構成を知っている魚屋や肉屋。
まったくマニュアルのないサービスをしてくれる八百屋や花屋。

時にはうざいが、
時には優しい。

心の通ったサービスは商店街にはあった。

ずうずうしく、気まぐれで、わがままだけれども
気にかけるという優しさを持っていた。


この春暖簾を下ろした、こことあそこの店のおじちゃん、おばちゃん、ありがとね。



子供の頃からある立派な一本桜がある。
それがある建物の建て替えを乗り越え残っている。

桜の時期は、「さよなら」 「はじめまして」の繰り返しである。

素敵な別れ、より良い出会いが待ち受けていますように。


春っぽい名前のシングルモルト。
「スプリングバンク」
「春銀行」ではありませんよ。
「春の堤」です。
滑らかな舌触りの中にも、ピートの塩辛さが、奥深さをつくり出しています。
「春の小川」なんか口ずさみながら、お試しあれ!

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# by oikaze_golden | 2009-04-07 01:31

ウソはないように。

4月1日ということで新年度。
街には紺色のスーツの若者たちであふれていますね。
紺色のシングルのスーツというのは、「初めの一歩!」なんですね。

胸に秘めた希望、夢、野望を失うことなく、
明日に向かって走ってくださいね。


「若くはないけど もし若さがあっても 使い方を僕は知らないみたいだ」
という歌詞がある。

別にアラフォー云々の応援歌ではない。
過去にとらわれず、新しい今を、生活を楽しもうではないかという唄である。


「若さ」とは誰にも絶対、確実にあったはずなのだが、たいがい使い方がわからず(知らず)、
もてあそばれて、いつの間にか失ってしまっている。
もっとも有るうちには気づかないものなのだろう。

失くしてから後悔してもしょうがない。


「昨日までに振り向いて手を振って 今日にハグをして 明日を手招きしよう」

いつだって毎日が「New Life」なんだから。


あぁでも、ダブルのスーツが似合うような恰幅にはなりたくないなぁ。
脂肪にもてあそばれるのはゴメンだぁ・・・。


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一般的に出回っている物より度数が高く苦いギネス。
アフリカなど暑い国向けらしい。
冷やしてしまうとせっかくの苦味という旨味が失われてしまうような気がするので、
我が店では冷やさず常温で飲んでいただいています。

食前にももちろんいいですが、しっかりした食事の後や脂っこい物を召し上がった後に
相性がいいと思いますよ。
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# by oikaze_golden | 2009-04-02 01:40